自作PCのメモ 2023年

新しいPCが欲しくなり、良い機会なので自作することにした。

10年ほど前に友人と共同でPCを作ったことはあるが、自分一人でパーツを選んで組み立てるのは今回が初めてだった。
自作にあたり、こちらのサイトを大いに参考にした。

今後、マシンをアップデートしたり、あるいは別のPCを組み立てる際の参考として備忘録を残すことにした。

  • タイムライン
  • ざっくりとした要件
  • パーツ・リスト
  • 組み立て
  • OSのインストール
  • 完成後にやったこと
  • 完成品の写真
  • タイムライン

    2023年2月の中旬に「PCを作るぞ!」と思い立ち、そこから大体1か月くらいかけてパーツをリサーチ。

    3月の下旬に一気にパーツを購入。注文して大体2週間以内には全てのパーツが届いた。

    4月のGood Fridayに始まる3連休の最初の2日で組み立ておよびOSのインストールまで完了した。

    ざっくりとした要件

    • CPUのアーキテクチャはx86が望ましい
    • 仮想マシンを複数同時に起動しても動作がもっさりしない程度のスペックは欲しい。
    • Bluetoothと無線LAN機能も欲しい。
    • 色々光らせたい。
    • ゲームはやらないのでグラフィックボードは無くても良い。
    • 見た目もそれなりにカッコ良くしたい。

    予算は特に決めていなかった。漠然と2000~3000 SGDくらい行くかなぁ程度に考えていた。

    パーツ・リスト

    以下は実際に購入したパーツの一覧である。

    パーツはPCケース以外は全てamazon.sgもしくはamazon.comで購入した。

    シンガポールにはPCパーツのメッカのSim Lim Squareがあるが、店頭で交渉して良い価格を引き出す自信がなかったので利用しなかった。(品揃えと価格帯を知るために足は運んでみたが)

    パーツ製品備考価格
    CPUIntel Core i9-13900K・ 仮想マシンを使用する際はCPUとメモリの性能が肝心と言われたので最新のCPUを選択した
    ・VMwareとの親和性が高そうなのでIntel製を選択
    ・CPUのみでクーラーは付属していなかった
    868 SGD
    マザーボードMSI MPG Z790 Carbon WiFi・CPUがCore i9なのでZ790チップセットとLGA1700 ソケットに対応しているモデルが必要だった
    ・かつ、Bluetoothと無線LAN機能を搭載しているモデルが欲しかった
    697.58 SGD
    メモリCorsair DOMINATOR PLATINUM RGB 32GB (2x16GB) DDR5 DRAM 5200MHz (white)・マザーボードの規格上、DDR5メモリが必要だった
    ・RGB LED機能があり、かつ白色のメモリが欲しかった
    300.23 SGD
    SSDWestern Digital SN850X 1TB・速度が段違いなので絶対にHDDよりもSSDの方が良いという強い薦めがあった
    ・M.2かつNVMe対応のモデルが欲しかった
    192.92 SGD
    電源ユニットCorsair RM850e 850W 80Plus Gold・ATXケース向けで十分なワット数があり、モジュラー式かつ80Plus認証マークがあることが条件だった
    ・当初は後述するPCケースのメーカーが推奨していたIon+ 2 Platinum 860Wを検討していたがAmazonで在庫が見つからなかった
    199 SGD
    PCケースFractal Design North whiteAFTERSHOCKのショールームで本ケースを見かけて、通常のケースとは一線を画すデザインに一目惚れ
    ・Amazonで在庫が見つからなかったので、日本に住んでいる家族が秋葉原で見つけてくれたものをシンガポールまで送ってもらった
    ・価格については家族曰くシンガポールへの送料込みで大体4万円くらいとのことだった
    ・DBS銀行から家族あてに4万円相当の振り込みをした際、銀行のレートで409.28 SGDだった
    409.28 SGD
    ファンCorsair LL120 RGB 120mm Dual Light Loop White RGB LED PWM Fan・120mmでRGB LED機能があり、かつ白色のものが欲しかった
    ・メモリがCorsair製なのでメーカーを統一した
    ・ケースファンは120mmのものを最大6個取り付けられるので3個セットのものを2つ購入した
    ・上述の3個セットにはLighting Node Proも含まれていたが、1個は使わないので余りになった
    264.28 SGD (1セット132.14 SGD)
    CPUクーラーNoctua NH-U12A chromax.black・ほぼデザインだけで決めた
    ・組み立て後、CPUクーラーも白にしたほうが見た目にメリハリがついたかも、と感じた
    183.99 SGD (うち、送料4.99 SGD)

    パーツ費用は合計で3115.28 SGDと結構な値段になった。

    以下は購入したパーツの写真。(PCケースは映っていない)

    組み立て

    • メモリの挿し方が甘くて組み立て中に落下してしまい、端子部分が少し剥げてしまってヒヤリとした。(本来は左右のラッチがしっかり閉じるまでメモリを挿し込まないといけない)
    • 最初、2つのメモリを隣同士のスロットに挿しており、デュアルチャンネルできていなかった。(デュアルチャンネルをするにはスロットを1つ飛ばしてメモリを挿さないといけない)起動確認の時に「メモリの位置を直せ」というBIOSの警告メッセージで気づくことができた。
    • 最初、CPUクーラーのファンを2つ取り付けていたのだが、メモリスロットに干渉していてデュアルチャンネルできなかったので、ファンをひとつ外さなければならなかった。
    • ケースファンを深く考えずに取り付けていたのだが、配線を綺麗にするにはファンのケーブルをどう逃がすかが肝心と気がつき、納得が行くまで何度も付け直すハメになった。
    • 自分が購入したMSI MPG Z790 Carbon WiFiのマザーボードはスペック上はケースファンを5個、水冷ポンプ用ファンを1個取り付けられるが、水冷ポンプ用ファンの端子にケースファンを接続して、合計6個のケースファンを取り付けた。

    OSのインストール

    Windows Media Creation Toolを利用してWindows 11のインストール・メディアを作成した。

    インストール・メディアにはSanDisk Ultra USB 3.0 16GBを使用。

    PCの起動テスト完了後にUSBを挿してインストール作業を開始。

    ネットワーク接続が必要な場合に備えてPCとルーターを(シンガポールへ越すときに日本から持参した)特大LANケーブルでつないだ。

    あとはインストール・ウィザードに従い、必要な項目にチェックを入れていくだけである。

    ちなみに自分がマウスとして使用しているMX Ergoは有線接続に対応していないので操作は全てキーボードで行った。

    以下はキー操作のメモ。

    • tabキー:移動
    • shiftキー:チェックボックスにチェックを入れる
    • enterキー:決定
    • > キー:フォルダ・ツリーを開く

    順調にインストールが進んでいると思われたが、"Let's connect you to a network"という画面から進めなくなってしまった。
    LANケーブルでルーターに接続しているにも関わらずネットワーク接続が認識されずNextボタンを押せない。。。困った。

    調べてみるとマザーボードに搭載されたネットワークアダプタがWindows 11の標準ドライバで動作しないのが原因らしい。

    上記のリンク先で紹介されていた、OSインストール時にドライバもインストールする、という方法で解決することができた。

    具体的にはOSのインストール・メディアとして使用しているUSBメモリに、マザーボードのメーカーから提供されているドライバをコピーすることで、OSのインストール時にドライバも一緒にインストールすることができる。

    自分が購入したMSI MPG Z790 Carbon WiFiのマザーボードには、ご丁寧に必要なドライバ一式が入ったUSBメモリが同梱されていたので、これらのドライバをOSインストール・メディアにコピーした。
    (ちなみにコピー作業は、MacBook Airにマザーボード同梱のUSBメモリとOSインストール・メディアのUSBを挿して行った)

    ドライバをインストール・メディアにコピーした後は、通常通りインストールを開始する。OSのインストール先ドライブ選択まで進んだら、ウィンドウ下部の"Load Driver"というリンクをクリックする。

    するとポップアップウィンドウが起動し、エクスプローラーが立ち上がるので、ドライバがコピーされているフォルダを選択してOKをクリックする。(キーボードでフォルダを選択する際は>キーでフォルダのツリーを開くことができる。)

    これでドライバがインストールされ、"Let's connect you to a network"画面から進めるようになり、無事OSのインストールが完了した。

    完成後にやったこと

    • ファンの音が思った以上にうるさかったので、BIOSからファンの設定を変更した。これでほぼ無音になった。(自分が使用しているMSIのマザーボードは起動時にdeleteキー連打でBIOS画面に入る)
    • Corsair iCUEをインストールしてメモリとファンのLEDパターンを変更した。照明は青色に統一すると決めていたので"CORSAIR ONE Blue"プロファイルを選択。(気が変わったら変えるかもしれないが)

    完成品の写真

    以下は完成したPCの写真。お金はかかったけど、満足感もひとしお。

    今思うと、CPUクーラーも白くすれば良かったかも。
    グラフィックボードがないと結構中身がスカスカで寂しいのでガンプラでも飾ろうか検討中。
    後日、ガンプラを飾った。

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