タスクスケジューラで作成されたタスクの設定ファイルはC:\Windows\System32\TasksまたはC:\Windows\Tasksに保存される、という話のメモ。
※検証にはWindows 10を使用。
TL;DR
schtasksコマンドでタスクを作成すると、C:\Windows\System32\TasksにXMLファイルが作成される。atコマンドでタスクを作成すると、C:\Windows\Tasksに.jobファイルが作成される。 ただし、繰り返し実行が設定されていないタスクの場合、タスクが実行されると.jobファイルは消去される。(参考)- タスクスケジューラ (GUI)でタスクを作成すると、
C:\Windows\System32\TasksにXMLファイルが作成される。
schtasksコマンド
コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、以下のschtasksコマンドでtest_task_onlogonという名前のタスクを作成した。(ユーザーのログオン時にタスクが起動されるように設定)
schtasks /create /sc ONLOGON /tn test_task_onlogon /tr "C:\Windows\notepad.exe"
すると、コマンドの実行直後にC:\Windows\System32\Tasks\test_task_onlogonというXMLファイルが作成された。

続いて、タスクの起動間隔をONLOGON (ログオン時)からONCE (一回きり)に変更したtest_task_onceというタスクを作成した。
schtasks /create /sc ONCE /st 00:00 /tn test_task_once /tr "C:\Windows\notepad.exe"
すると、コマンドの実行直後にC:\Windows\System32\Tasks\test_task_onceというXMLファイルが作成された。

atコマンド
コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、以下のatコマンドを実行した。
at 00:00 "C:\Windows\notepad.exe"
しかし、Windows 10ではatコマンドが廃止されており、検証できなかった。
C:\Windows\system32>at 00:00 "C:\Windows\notepad.exe"
The AT command has been deprecated. Please use schtasks.exe instead.
The request is not supported.
atコマンドと.jobファイルの関係については、こちらの記事を参照。
記事によると、atコマンドでタスクを作成するとC:\Windows\Tasksに.jobファイルが作成される。 ただし、繰り返し実行が設定されていないタスクの場合、タスクが実行されると.jobファイルは消去される。
タスクスケジューラ (GUI)
タスクスケジューラ (GUI)でtest_task_from_task_schedulerという名前のタスクを作成。






タスクの作成完了の直後にC:\Windows\System32\Tasks\test_task_from_task_schedulerというXMLファイルが作成された。
