Windows AppDataフォルダについて

AppDataフォルダとはWindows上のアプリケーションに関係するデータや設定が格納されているフォルダです。
各ユーザごとに存在しており、デフォルトでは隠しフォルダになっています。

AppData配下にはRoamingLocalLocalLowの3種類のフォルダがあります。

C:\Users\username\AppData\Roaming
使用しているPCおよびユーザーがドメインに参加している場合、Roamingフォルダ配下のデータはPCからPCへと引き継ぐことができます。別のPCにログインしてもデスクトップ環境は引き継がれる、といったケースです。ユーザープロファイルを共有サーバーに配置しておき、ユーザーがPCにログインすると共有サーバーからプロファイルがダウンロードされます。プロファイルに変更があった場合はユーザーのログアウト時に、その変更が共有サーバー上のユーザープロファイルに反映されます。このようなプロファイルをRoaming User Profile (移動ユーザープロファイル)といいます。詳しくはこちら
もしRoamingフォルダにマルウェアなどの悪いファイルが存在していた場合、その悪いファイルもPCからPCへと引き継がれてしまいます。

C:\Users\username\AppData\Local
Localフォルダ配下には、そのPC固有のデータが格納されます。Roamingフォルダとは異なりPCからPCへと引き継がれることはありません。

C:\Users\username\AppData\LocalLow
LocalLowフォルダにはLocalフォルダと同様に、そのPC固有のデータが格納されます。信頼性の低いアプリケーションやセキュリティ的に制限のかけられたアプリケーションが使用します。例えば、保護モード(protected mode)が有効になっているInternet ExplorerはLocalLowフォルダにのみデータの書き込みが可能です。

参考
https://www.howtogeek.com/318177/what-is-the-appdata-folder-in-windows/
https://blogs.technet.microsoft.com/jpntsblog/2010/04/06/240/
https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/windows/it-pro/windows-server-2003/cc781142(v=ws.10)
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/storage/folder-redirection/folder-redirection-rup-overview
https://sky.ap.teacup.com/windows/71.html

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