HTTPの持続的接続とは

HTTPの持続的接続とはHTTP1.1の新機能で、一回のTCPコネクションで複数のHTTPリクエストとレスポンスを送受信することです。従来 (HTTP1.0)は1つのTCPコネクションにつき、1つのHTTPリクエスト・レスポンスを処理していました。

HTTPの持続的接続を活用することでWebの高速化やホストやルータのオーバーヘッドの軽減 (TCPのコネクション数が減るので、TCPの制御のためのリソースを節約できる)を実現できます。HTTPの持続的接続はConnectionヘッダーで制御します。

以下はHTTPの持続的接続のパケット・キャプチャです。
http-persistence.png

1つのTCPストリーム (この場合はTCPストリーム番号3)で複数のHTTPリクエストとレスポンスを送受信しているのが確認できます。

以上。

参考
https://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616-sec8.html

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