PEヘッダーの各セクションについて

PEヘッダーの各セクションの概要

.text
CPUが実行する命令が含まれている。基本的には.textのみが実行可能なコードを保持している。

.rdata
importおよびexportに関する情報を含んでいる。また、このセクションはプログラムが使用する読み取り専用のデータも格納できる。しばしば、内部に.idata (import情報を含んでいる)と.edata (export情報を含んでいる)というセクションを保持している。

.data
プログラムのグローバル・データ(プログラム中のどこからでもアクセスできるデータ)を含んでいる。ローカル・データはこのセクションに含まれていない。(ローカル・データはPEファイルそれ自体には格納されていない)

.rsrc
アイコン、画像、メニュー、文字列など、プログラムが使用する実行コード以外のリソースが含まれている。文字列は.rsrcセクションとメイン・プログラムのどちらにも格納することができるが、多言語サポートのため、多くの場合.rsrcセクションに格納されている。
.rsrcセクションには実行ファイルやドライバファイルなどを埋め込むこともできる

以上。

参考
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/win32/debug/pe-format

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